一本の主流から、無数の物語が分かれて流れていく。ここに集めたのは、そのひとつひとつの支流の記録です。どれが正しい流れというのではなく、すべてが合わさって、亞流という水脈をかたちづくっています。
ひとつの祈りが、縄文の聖地と、渡来の記憶と、海の向こうの隣人をつないでいく。これは、一本の支流が海に還るまでの物語です。
森は海を、海は森を求めて歌う。海の民は国を越え、森の民は時を越えてつながる——亞流のうた。
手渡したいのは、正解ではなく、地図。二項の対立を超えて、統合の「3の世界」へ渡るための、実践的な見取り図。